蜘蛛の話
ふと空を見上げると蜘蛛の巣が目に入った
携帯電話やインターネットが発達し、人間の生活環境は劇的に変化してる中
蜘蛛の生活は、彼らが誕生した時代からほとんど変わっていない
そんな遥か太古から変わらない蜘蛛の巣が、
人間の建てた建物から伸びる光ファイバーのケーブルに張っていたのである
とても不思議な画だった
原始と現在が融合した不思議な感覚に捕らわれた
その瞬間、地球は人間だけの物ではないと、改めて思い知らされたのであった。
ふと部屋の隅を見ると、蜘蛛の巣が目に入った
いつも思う
「そんな所に巣を作っても、獲物が引っかからないだろう……」と
しかし彼らにとっては風に飛ばされることも無いし、きっと快適なのだろう
だから、今日もそっとしておく